カカオからチョコレートになるまで Part2

天日干ししたカカオはその後、どの様にチョコレートになるのでしょうか。
普通ですと天日干ししたカカオは大体国外にあるチョコレート工場へ運び加工を行います。
パカリではエクアドル国内でそのままチョコレートまで加工を行っています。

チョコレートになるまでの工程を見ていきましょう!
>>工程0~3はこちら

4. 選別(チェック)、クリーニング


カカオ豆の品質チェックを行い、悪い豆や不純物(ゴミ)を取り除きます。
これを行う事により、よりよいカカオ豆のみを残していきます。

 

5. 焙煎(ロースト)


いよいよカカオ豆をローストしていきます。
ロースターという機械でローストしていくのですが、ここでカカオの香りと味わいを最大限に引き出します。
熱を加える事によって引き出されるのです。
コーヒー豆と同じ様に、ローストの時間や強さで豆の味わいに変化が生まれます。

 

 

6. 分離


皮と中の実を分けます。カカオニブとよばれる中心部分がここで出てきます。
工程 5. と 6. は製法によっては逆になることもあります。皮を取り除いてから、ローストする場合もあるというわけです。

ここで取り出したカカオニブを使っていきます。

 

7. すり潰す


摩砕と言ったりします。
カカオニブをすり潰していきます。カカオニブにはとても油分が多い為、ドロドロとしたペースト状になります。
「カカオマス」が出来上がります。

よくチョコレートのパッケージの裏に「カカオマス」と書かれているのは、これのことです。
カカオっぽい何かを使っているわけではなく、カカオからできた「カカオマス」がつかわれているのですね。

 

この後どんどんチョコレートになっていきます。

また、ここから少し先がありますのでそれは次回以降でお伝えします。

普段食べているチョコレートにこんなにも工程があるのは驚きですね。ほとんどのメーカがカカオ豆の状態で輸入し、加工を行っていますが、PACARIでは原産地の木からそのままチョコレートを製造するメーカーで、カカオ豆をできるかぎり移動させずに加工することで、いままで味わったことのない本物のチョコレートを生産することができます。